A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

宗教

障がい者の人が宗教を信じるということは大して珍しくないようです。かくいう私も一応幽霊信者ながら宗教を信じています。私の通う作業所ではどうなのかというと、無宗教の人ももちろんいますが、ある程度の宗教の分布は存在しています。

一番多いのは仏教系の新興宗教。書いてしまってもいいのですが、一応ぼかした表現に留めておきます。この宗教を信じている人はなぜかうちの作業所には多く、他の宗教がわずかなのに比べると、群を抜いています。宗教に入ったきっかけは様々なようですが、信心の点ではどの人も似ているような気がします。

そして。分布はひとつだけ高く、後はそれぞれ違うものがちらほらと。私が信仰しているものもちらほらあるもののひとつです。仏教の人もいますが、それぞれ宗派があるようで、完全に重なる人は今のところいません。

皆それぞれ宗教の教義を自分なりに大切にしているようです。祈ったり経文を唱えたり。その人の自由なのであまり深く尋ねたことはありませんが、その人の習慣として生活に組み込まれている人が多いです。

とは言うものの、宗教に関する困った話もいろいろと聞きます。例えば同じ信者の人から、精神の病気になったのは信仰心が足らないからだという意味不明のお叱りを受けたとか。宗教をやめたら今よりもっと病気がひどくなるよとか。やめてもいいけどという人もいるようですが、それをさせないようにする宗教の足かせも残念ながら存在するようでした。

宗教の会合に参加してないという理由で苦言を呈されたという話もあります。本来ならば同じ宗教の人が同じ宗教の人を困らせるというのは本末転倒なのですが。信心が足らないのは許せないとばかりに、もっと熱心に信仰するように指導を受けるのだとか。私は全然関係ありませんが、そんな話を聞くと、なんか違うようなという気がします。

宗教は心の支えとしてある分には問題ありません。でも、うちの作業所だけでなく、どの施設でも他人への宗教の勧誘は禁止されているようです。精神障がい者は特に精神的な混乱が大きい場合があって、勧誘されるとその教義に取り込まれてしまうのでしょう。私も勧誘めいた発言はしないようにしています。

無宗教の人はどうなのでしょう。その人が何を心の支えにしているのか聞いてみたい気もしますが、大抵は否定されるのが怖いのか、公開してくれることはあまりありません。もしかしたら何かの音楽や漫画やら、そういったファンになることでその世界に傾倒しているのかもしれません。