A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

暇なとき

障がい者の人は割と時間を持て余すことが多いです。一般の人のように働くのが難しいため、その分時間的にゆとりがあります。基本的には作業所では内職や授産などの仕事をして過ごすことが多いのですが、それらが終わったとき、やることがなくて手持ちぶさたになることもあるのです。

こういったとき、どうするかはその人それぞれです。メンバーやスタッフと会話をする人、本や雑誌を読む人、テレビを見る人、ラジオを聞く人、トランプなどで遊ぶ人、ぼーっとする人、などなど。そのときどきでいろいろ違ったりします。

ただ、1時間や2時間ほどたってくると、さすがに飽きてきます。会話も一日中続けるわけにもいきませんし、トランプやテレビもしばらくすると疲れてきます。そうすると、何もすることがなくなるわけです。こういった日がしょっちゅうあるわけではないのですが、それでも暇なときは出てきます。

こんなとき、過ごし方が分からないという人は結構多いです。何もせずに座っているのが嫌いな人は家に帰ったりもしますし、することがない人はぼーっとしたり居眠りしたりするほか、あまり選択肢はないように思います。

私はペン習字をしたり携帯プレイヤーで音楽を聞いたりすることが多いです。でもどうしても暇で居づらいときは買い物に出かけたりします。近くのスーパーで何か食べ物や飲み物を買ったり、雑貨屋に立ち寄ったり。私もあまり暇な時間の過ごし方が分からず、パソコンをする、お茶を飲む、しばらく寝る、以外は上記の物を除いて他に思いつきません。

DVDはあまり興味がないし、テレビも日中はあまりいい番組がありません。将棋やオセロなどの遊び道具もあるにはあるのですが、誘ってもあまり乗ってくる人がいないのか、埃をかぶったまま。どこかに出かけるのもしんどいし、となると、時間がすぎるのをただただ待つだけで、効果的な時間の使い道がないのです。

脳トレも疲れるでしょうし、勉強するのもストレスがたまり、敬遠しがち。私は数独をしたりして時間をつぶせますが、さすがに勉強は頭に入ってきません。本を読んでもちっとも頭に入ってこないので、読んでも読まなくてもいっしょ。かえって読むストレスにさらされるので時間の無駄かなと思っています。

みんなで茶話会というのもあるでしょうけど。お菓子代もいりますし、大して盛り上がらなかったらそれで解散です。暇なときは各人の過ごし方の得手不得手が分かります。

一般社会ではこんなの贅沢な悩みでしょうね。時間に追い立てられるように働かなければならないのに。でも精神障がい者は精神的な錯乱を薬で抑えている場合が多いので、障がい者に理解のある職場でもなければ雇用されるのはとても難しいです。内職もストレス状態になるのでできない人もいますし。

障がい者と暇な時間というのは切っても切れない関係なのかもしれません。