A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

できることできないこと

精神障がい者が一般の人と違うのは精神的な変調があるということですが、それは一般人と同じことが場合によってはできないということでもあります。以前にも書きましたが、働くのもそのひとつ。一般の会社で雇用されることが難しいため、精神障がい者が働くというのはひとつの壁になっています。

ただ、全てのことが一般の人と同じようにできないかというとそうでもなく、人によってはある領域のことが一般の人と同じようにできたりします。私がパソコンができるのも似たようなものかもしれません。パソコンに関しては特に精神疾患に関係なく、一般の人と同じようにできていると思います。

そういう私もできないことがいくつか。泊まりがけの旅行が作業所主催で催されることがあるのですが、私は一度も参加したことがありません。どんなにスタッフやメンバーに誘われても頑強に断っています。どこかに宿泊しに行くのが不安ですし、家での素の自分を人に知られて恥ずかしい思いをするのが嫌なので、泊まりでは旅行に行けないです。

他にも、精神的に子供なのか、夜になって繁華街に出かけたりとかしません。自分の知らない世界で右往左往するのが怖いですし、何となく危険な目に遭いそうという漠然とした不安からです。暗くなる前にはもう帰っていたいと思う帰巣観念の強い人間です。夜中に呼び出されても絶対出かけません。

まあ、それには、親に養ってもらっていてちょっとしたことで小言を言われるというのもありますけど。

ちなみに他の人はと言うと。人によってできることできないことはいろいろ違うようです。計算や読み書きができない人、人としゃべることが苦手な人、落ち着いて作業ができない人、本が読めない人、正確に覚えておくのが難しい人、じっとしていられない人など。

反対に大工仕事が得意な人、顔が広くつきあい上手な人、ファッションのセンスがある人、スポーツが得意な人、こつこつと地道な作業ができる人、歌が上手な人、重い物を運べる人、細かい気配りができる人などなど、できることも人様々です。

特に精神疾患と関係ないところでは、一般の人と何ら変わりないようですね。別の施設では書道の師範レベルの字を書ける人がいるらしいです。そういうところはその人の才能と呼んでいいと思います。

私はパソコン関係でちょっと頼りにされるぐらい。一般社会でやっていけるぐらいの才能があったら人生違ったかもと、ちょっと残念です。