A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

妄想の中で暮らす人

先日とある場所で知り合いの女性に出会いました。前にも書きましたが、あるバンドのボーカルの人と結婚したと信じている人です。しばらく会っていなかったのですが、久しぶりに顔を合わせました。

 離れていたので話すことはなかったのですが、その大きな声から話の内容が聞こえてしまいました。また病気が出ているようでした。今度はある会社に面接に行って採用されたという話。英語で面接を受けたと言いつつ、ちゃんと受け答えしたみたいと、まるで自分が受けた面接を覚えていないようでした。

 このあたりでまたかという思いが頭にありました。自分がした覚えのないことを自分に都合のいいように作り替える病気が彼女にはあって、以前からそれでトラブルになっていたものですが、今回もその妄想だと思いました。

 会社に行っても受付に誰もいないとか、社員として登録されてないとか。その会社に電話をかけていましたが、採用になった形跡はどうもなさそうで、相談を受けたその施設の職員がかわいそうに思えました。

 以前同じようなことがあったときも、何度となく周りがそれはないよと言って聞かせたのですが、彼女は本当のことだと言って譲りませんでした。自分自身が希望することを妄想として作ってしまい、その中から出てこようとしません。

 他の人に迷惑をかけないなら、宗教と同じで好きなことを好きなように信じたらいいと思いますが、そのことで誰かに話を聞いてくれるよう迫ったり、他人を巻き込むようになると話は違います。もうやめておいたらと思うものの、彼女は他人の忠告をまるで聞いていません。

 いつか相手に法的に訴えられる日がくるんじゃないだろうかと思います。障がい者だからといって根拠のない妄想話で他人を巻き込めば非難されるのは当然ですし。今回も相手の企業が怒って訴えてきたら彼女に勝ち目はありません。どうやっても他の人に証明することはできないのですから。

 ついでに言うと、バンドのボーカルの人と結婚し、子供を産んだという妄想も未だに信じているようでした。出産したかどうかなど、普通の人なら絶対に分かりますが、彼女は妄想でそうだと思ったらそれで十分らしく、2人の子持ちだと言っています。もちろん彼女の子を見た人は誰もいません。どこにいるのと聞いても旦那のところにいると話を作っています。つきあうだけ無駄だと思います。

 結局彼女とは話さないまま帰ってきました。妄想話に長々とつきあってあげられるほど心が広くありません。彼女の病気は治ることはないだろうなと思います。こういうとき専門家ならどうするのでしょうか。話を合わせてあげていたらすむことなのか正直私には分かりません。

 多分会わないと思いますけど、会ったらなるべく離れておきます…。