A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

金銭的な支援か症状の軽さか

私の通う作業所にいる人はほとんど精神障がい2級の手帳を持っています。そしてほとんどの人が障がい年金をもらっています。その額は2か月で13万円ほど。1か月で6万5千円くらいです。この額は一人で生活するのに十分な額とは言い難いですが、でもあるのとないのとではやっぱり大違いのようです。

私は以前も書いた通り、自立支援医療の制度を受けているだけ。精神科の医療費は健康保険併用で無料になりますが、月々の生活費は親の年金頼みです。そのせいか、年金をもらっている人がとてもうらやましくなることがあります。残念ながら作業所の給料は1万円あればいい方なので、年金生活者の水準まで辿り着くことは不可能です。

障がい年金をもらっている人は、親と同居している場合、年金がそのままこづかいになるため、割といろんなものに出費をしているようです。皆が皆そうというわけではもちろんありませんが、人によっては7万以上もするスマホを一括で払ったりして。こういうお金の使い方を耳にすると、自分には逆立ちしても無理だと思います。

ただ、障がい年金をもらっている人は、じゃあ幸せなんだね、というわけでもなくて。精神障がい2級が認定されるからには、やはり病気の症状がそれ相応に重いわけです。2級で年金を受けている人はほぼ全員入院を経験していて、何か月入院したとか、話題に上ることもあります。

精神的な錯乱でまともに日常生活を送れなくなったり、自殺を実行しかけたり、幻覚や妄想で現実との区別がつかなくなったり。それだけ重い精神症状が手帳を交付されている人にはあって、話を聞いていると壮絶な体験をしたのだなとため息が出ます。場合によっては介護してもらわないと生きていけないかもしれないのです。

障がい年金というのはそれだけ重い症状の人への支援という意味が強いのでしょうか。私みたいに不安障がいやパーソナリティー障がいではなかなかこのレベルには達しません。当然年金をもらうこともできません。

時々思います。精神疾患が重くて年金を受け取り、金銭的にゆとりのある生活がいいのか、私みたいに精神疾患の程度はあまり重くはないけれど、金銭的に国からの援助がなく、親の経済力に頼るしかないのと、どちらがいいのかと。

生きにくさに関してはどちらもあまり変わりがないと思いますが、支援が必要な度合いを考えると、やはり症状の重い方が手厚い保護が必要で。私も精神疾患の程度が重かったら、皆と同じような生活ができるのかなと思うこともあります。

どちらが幸せなのか。なんだか今でもよく分かりません。