A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

そして誰もいなくなった

今日は作業所でトラブルがありました。以前「暴言が止まらない」で書いたT和さんがまた暴言を吐いたのです。正午をかなり過ぎてから来ましたが、そのときはメンバーの大半が出かけていて留守でした。もしかしたらそれを知っていたのかもしれません。食べるものを持っていて、食事にするようでした。

トラブルになる前から、彼女は不安定のようでした。T秀さんに腐れ縁で付き合っている恋人の話をし、家に勝手に上がるというようなことを延々と騒がしくしゃべっていました。そんな彼女にこうするからよくないんじゃないかとT秀さんはまともに忠告に徹したのですが。

彼女はその忠告が耳障りだったのか、もうやめろというニュアンスの言葉で彼を黙らせ、それにムッとしたのか、彼は帰っていきました。その後、出かけていた人たちが帰ってきて、それからまたもやY成さんやK文さんにこっちをジロジロ見るなと言い出し、彼女自身も怒って帰っていきました。

後でこの二人からそのときの様子を聞かせてもらいましたが、何だか日に日に他人への暴言がひどくなっていっているような気がします。不愉快なので私も近寄りません。そのことをT和さん自身気づいていました。私のこと怒ってるんでしょと言ってきましたから。

どんな病気であれ、他の人を侮辱するのは悪いことです。そう思って私は今までにもかなり忠告してきました。そういうことばかり言ってると、誰も近づかなくなるよと。それでも彼女は変わりません。他人を自分の代わりに攻撃し、不愉快にさせます。

私は彼女を否定しきれません。その意味は「死にたいと思うとき」で書きました。彼女と同じように、私も他人に嫌われたり疎まれたり無視されたりして離れていかれます。暴言を吐いてという意味ではなく、自分らしくしているだけでも、なぜだか気が付くと周りに誰もいなくなってしまうのです。

そのつらい気持ちは孤独を経験してきた私には分かります。だから、彼女が一人になってしまわないようにと話の相手にもなってきました。なるべく機嫌よく帰れるように彼女のいいところに焦点を当てて話したりもしました。

本当に誰もいなくなったとき、彼女はどう生きていくつもりでしょう。精神科医に頼るのでしょうか。彼氏に頼るのでしょうか。あるいはそういった孤立を無視し、誰か新しい人と関係を持とうとするのでしょうか。

私は過去から現在まで概ね独りで。そのつらさを、彼女は多分知りません。他の人に好かれないことを受け容れるのは容易なことではないような気がします。自分から人との縁を壊してしまう彼女に対し、私はそれでも悪いことは悪いと言うべきなのか、迷っています。

まあ彼女は私と違って世渡りの上手なところもあり、何事もなかったかのようにしてしまうこともありますけど。一度壊れた縁は、弱ければ弱いほど元に戻らないものです。私のようにならないことを願うばかりです。