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A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

潔癖 or ルーズ

雑記

作業所での授産作業は内職の他に調理品の製造・販売があります。今までに何度か書いてきましたね。今回は調理の授産の話です。

調理の授産というと、やはり衛生が第一。当然手を洗うのですが、ここで最初の落とし穴。手の洗い方が雑な人がいる、ということ。一人だけならまだいいのですが、ここで引っかかる人は3名います。

ある人は石鹸をちょっとしかつけないでバシャバシャと手を洗っておしまい。もうひとりはつける石鹸が少ない上に、手のひらだけをこすっておしまい。最後のひとりは食器洗い桶の洗剤水の中に手を突っ込んで手をもんでいます。

さらに、爪の長さの落とし穴。爪が長いと不衛生だというのは調理に携わる人なら当たり前のことですが、ここでもひとり引っかかり、さらに悪いことには、スタッフの中にも爪を伸ばした人が。何度言っても爪があると便利だからと切ってくれません。

まあ、調理の際に火を通すので、大抵の雑菌は死ぬでしょうけど。食中毒を起こさない3つの原則のひとつ、「つけない」を思い切り破っているので呆れます。

でも調理の際にも落とし穴。顔に触る、髪に触るといった、菌を手に付けることをして引っかかる人。これはもう数え切れません。作業に参加しない人が来る部屋のドアノブを直につかんだり、エプロンをしたままトイレに入ったり。ひどい人は携帯電話が鳴ったからと素手で触り、さらに作業中に返信のメールを打ち、そのまま手洗いなしに作業に戻ります。

トイレに行った後はさすがに手は洗うようですが、それ以外のことはほとんどスルーされているのが現状。念のために言いますが、加熱調理するので、食中毒を起こしたことはありません。

とはいえ。こんなことでいつか事故が起こらないのか心配になるのも確かです。豚肉を切ったまな板は普通熱湯消毒などをするものですが、うちの作業所では洗剤をつけて洗うだけ。しかもろくに全面をスポンジでこすることをしない人が洗うので、あまりきれいな気がしません。

もちろん、完璧にきれいにしろと言うこともできますが、それだと強迫症状を人に押し付けることにもなりますし、何より調理自体がなかなか進まなくなってしまいます。ある程度で諦めないといけないのが現実です。テレビの料理番組でも、生肉を触っても布巾で手を拭うだけで、手を洗っていません。その手であちこち触りますが、時間的制約などを合理的に考えると、致し方ないのです。

どこでそういったボーダーラインを引くかは、難しいところ。調理をする人は細菌学者ではありません。細菌学者は調理の専門家ではありません。なので、どこかで折り合いをつけることになるのですが。

きれいなのか汚いのか、評価は多分割れると思います。私は潔癖な方なので、こういうルーズさは許せませんでしたが、以前のスタッフに、そういった考えを押し付けることはできないからと拒否されました。

一応、私が作業に携わってから、食中毒は一度もありません。ということは、これでもいいのかな。何だか微妙な結論です。