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A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

恋愛依存

雑記

いろいろな依存症が精神疾患にはありますが、今回は男女の間の依存、恋愛依存についてとりあげます。ちなみに、恋愛依存という言葉が心理学で存在するのかはよく分かりません。一応イメージがしやすいと思うので、勝手に恋愛依存という言葉を使っておきます。

地域活動支援センターにSという女性がいます。彼女は行動的でリーダーシップがあり、いろんな人の輪の中で中心的な存在です。ひとりでいる人に進んで声をかけたり、困っている人を助けたりします。自ら進んで物事を進めていく力強さがあります。

その一方で、彼女には困ったことも。彼女自身からそういった発言を聞いたことがありますが、男の人がいないとダメなのだそうです。なので恋愛対象として気に入った人にはかなり積極的にアプローチし、相手に合わせて好きになってもらおうとしています。

それは一見普通のことのように見えますが、彼女はある男性がダメになると次の男性に乗り換え、その人がダメになると次の人に言い寄って……ということを繰り返すのです。悪いことに、その彼氏になる人は、ほぼ全員が同じ地活のメンバーというありさま。私が知っているだけで、4人、私が通う地活でSさんと付き合っていました。

同じ地活でつきあう人を変えるというその神経が分からないのですが。彼女がそれを気にしている様子はなさそうです。つきあっている人がいるのに、別の人を好きになって別れたという話も聞きました。元々つきあっていた人は一時入院になったと聞きました。

どうして簡単に人を好きになるのか。私にはどうも見えてきません。彼女とは逆に、女の人を常に求めて告白しまくっている男性もいるらしいです。恋人がいるということで安心したいのかと考えましたが、何か腑に落ちない気がします。

本人には多分悪気はないとは思います。でも、こういった人に振り回された人はどうなるんだろう。私は恋愛に依存する人より、恋愛依存の人に振り回されて傷ついた人の方が気になります。対象がころころ変わったり、常に男女の関係を求めるのは、病気だと言い切ってしまうならそれまでですが。

恋愛依存の人は、本当にその人を大切に思っているのか。そして自分もまた大切にしているのか。相手に尽くしたり、自分の何かを無意識に補完してもらおうとしていないか。疑問は数え切れないほどあります。

ただ、普通の恋愛と恋愛依存とが完全に区別できるかというとそうでもなく。健常者と同じように恋愛しているだけだと言われたらそれを否定するのは難しいです。恋愛依存の人が自身で抱えるつらさは、本人も気づかないままないがしろにされることになるでしょうか。

恋愛と他者依存とは分けないといけない。そんな思いもありますが、その言葉は飲み込んだまま表に出すことはありません。