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A leaf in a bottle

とある精神疾患者の日常

歌えない歌

作業所のメンバーでたまにカラオケをすることがあります。最初はしぶって参加しませんでしたが、何年もたつとすっかり慣れて、今では毎回のように参加しています。ピアノを弾いていたことがあって、音程もそこそことれています。

でも、私がカラオケで歌う歌はそのほとんどが女性歌手のもの。男性が歌っている曲に限定すると、スピッツのほんの一部の曲しか歌えません。音域が女性みたいに高いからです。男性の歌を歌うと、自分にはとても出せない音が出てきて、メロディーが途切れてしまいます。

そもそも男性の歌は、あまり好きな声でないという理由でめったに聞きませんし。今CDで持っているのは、SMAPの「らいおんハート(オレンジを聞くため)」と河口恭吾の「夢の真ん中」だけ。他は全て女性アーティストです。

一応声変わりはしました。でも、好きな女性歌手の歌い方を真似ているうちに、声変わりはどこかに行ってしまい、電話に出ても奥様ですかとか、娘さんですかと聞かれます。男性ホルモンが足りなかったみたいです。

そういうわけで、カラオケでは男性アーティストの歌は全てNG。スピッツの「ロビンソン」くらいならなんとかといった具合です。

よく歌うのは、主にアニソン。その関係で、坂本真綾水樹奈々高橋洋子奥井雅美林原めぐみの曲はある程度知っています。それ以外には倉木麻衣宇多田ヒカルMy Little Lover松たか子諫山実生新居昭乃手嶌葵松任谷由実ZARDなど。

カラオケではこの中からいろいろ記憶を引っ張り出して歌っています。

以前は男性アーティストの歌に挑戦したこともありました。一番ひどい失敗をしたのはレミオロメン。キーが低すぎてサビの部分しかまともに歌えないということになってしまいました。大体想像つくと思いますが、「粉雪」です。

他にも小田和正の曲。割とキーが高そうだと思ったら、Aメロで結構低くて歌えなくなりました。「ラブストーリーは突然に」はなんとか。「大好きな君に」は大コケ。男性ヴォーカルが自分よりも断然キーが低いということを思い知る結果になりました。

私の音域は、無理しないで歌うと、ピアノの鍵盤でぎりぎりト音から2点ハ音まで。無理をすれば若干幅が広がってヘ音から2点ヘ音くらい。でも、高い方はともかく、下のヘ音はかなり不安定で、日によっては出ません。

いま朝ドラでやっている、宇多田ヒカルの「花束を君に」も、出だしからしばらくしてがたんと音が下がり、お手上げ。「Flavor of Life」は多少ごまかせても、マイクがもはやかすかな声を拾ってくれません。

せめて下の方にもう少し伸びてくれたら、男性アーティストの歌も歌えそうなのに。カラオケのときは女性アーティストの歌を記憶のあちこちから引っ張ってきて乗り切るしかなさそうです。